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窯業系サイディング陥没リペア

こんにちは

神戸営業所 上田(雅)です。

今回は窯業系サイディングのリペアを行いました。ご存じの方も多いとは思いますが、サイディングとは、建物の外壁に貼る仕上げの板材のことです。一般的に大きく分けると、金属系と窯業系に分けることができ、今回リペアをする窯業系とは、セメント質のサイディングを指すときの呼び方になります。金属系・窯業系ともにデザインのバリエーションが豊富で、今回は窯業系のタイル調デザインになります。最近は木質系サイディングも見かけることが増えましたが、金属系や窯業系ほどバリエーションは多くありません。

それでは傷を見てみます。完全に穴が開いて防水シートが見えています。同じ製品は廃番になってしまったようで、張替えができません。リペアしか方法はないようです。

これを見たときビビりの私は固まってしまいました

陥没の衝撃のためか、サイディングが手前に浮き上がっているので釘で抑えつけます。また、穴の廻りがボロボロと崩れやすいので、浸透性の高い樹脂を浸み込ませて崩れないように固めます。

次に、バックアップ材としてベニヤ板を入れて補強します。貫通したままパテを埋めても壁の裏側にパテが落ちたり、均一の厚みを出すことが難しいためです。

ベニヤ板でバックアップします

パテを盛りながら、同じ「馬目地」形状を作っていきます。

半分ずらしている貼り方は、正しくは「馬乗り目地」というそうです。
パテを何度も重ねて、形を作ります
パテ成型完了!

成形が完了しました。

サイディングの成形が完了したら、次は着色作業を行います。

周囲の模様と色を見ながら着色していきます。使う塗料の選定が何より大事です。外壁なので耐候性も必要です。数年後日焼けなどで変色しない塗料を選ぶ必要があります。

リペア完了です!
after
after

目地の部分が若干白っぽく見えますが、目地は最後に塗ったのでまだ乾いていません。完全に乾くと白さも消えます。上手く補修出来たと思います。

お施主様やご近所の方も興味津々で、見られながらの作業に緊張しましたが、お施主様には大喜びして頂き、ご近所の方にもお褒め頂きました。

とてもやりがいのある仕事だと改めて感じ、これからも日々努力しながら頑張っていきます。

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