あけましておめでとうございます！
2021年最初のブログを書かせて頂くのは姫路営業所の大竹です。
1月7日から9日に、神戸・姫路・京都営業所合同のフローリング張替え研修を、中級技術者対象に行いました。講師はわたくし大竹が務めさせていただきましたのでその様子をお伝えしたいと思います！
補修屋さんがフローリングの張替え？
そのように思われる方も多いかと思います。
ダメージの程度や表面仕上げや耐久性など様々な要素を複合的に判断すると、表面のリペアよりもフローリングの張替えという選択がベストになる場合があります。その際、エイッチ工芸では「補修屋なので張替えは出来ません」とお断りすることはなく、「ここからここまでをフローリングの張替えをして、残りの傷はリペアで（場合によっては塗装で）」などと複合的な提案をさせていただき、ご好評をいただいています。
フローリング表面だけの「単板張替え」や、部屋の一部分だけの「部分張替え」、さらには一部屋すべてや家一軒丸ごと「全面張替え」など、フローリングの張替え技術は当社の自慢の技術です！これまでに全国あちらこちらで数多くのフローリングの張替えをさせていただきました。
今回はそういった「部分張替え」と、1室だけですが「全面張替え」の研修を行ないました。
研修場所は、神戸営業所 主任のご自宅の1室を提供していただき、3日間の研修をさせていただきました。ありがとうございます！
1日目は「部分張替え」研修です。
現在張ってあるフローリングは約10年ほど前の製品のため全く同じ材料はありません。というわけで、思い切って色も柄も替えて張替えをさせていただきます。
同じ製品が手に入らない。実際にはよくあることです。その場合もさまざまな方法で対応しますが、説明が少し長くなるのでそれはまた別の機会にさせていただきます。
張替え作業には電動丸ノコ、スライド丸ノコ、釘打ち機など、見るからに危険な工具を使います！
まずは丸ノコの安全講習を行い、電動工具の取り扱いを理解します。リスクアセスメントを行ってから実践に移ります。
作業箇所、周りの養生を行なってから丸鋸を入れていきます。集塵機と丸ノコを接続して使用することで粉じん対策としています。切るスピードと吸うスピードを合わせれば粉塵の発生もごく僅かになります。
怪我しないように気をつけて！
フロアを綺麗に抜いた後は2種類の接着剤を使用して、新規のフロアをきっちりとはめ込み、仮釘で固定します。約30分後に硬化を確認したら仮釘を抜いて釘穴を補修して完了です！
上手に収まりました！色柄が異なりますが、これは2日目以降に全面張替えで再び剥がすのでこの際不問です。勘の良い方はお気づきかと思いますが、色柄が違うということはサネ形状も異なります。エイッチ工芸ではサネを落としませんので、新しいフローリングのサネに既存のサネ形状に合わせた加工を施してから施工しています。
さて、2日目、3日目は「全面張替え」研修です。
まずは巾木を取り外します。今回は巾木を再利用するので，傷付けたり折ったりしないように丁寧に取り外します。
一番最初に丸ノコを入れるときは緊張します。鋸刃の深さ、入れる位置を確認して丸ノコを入れます。
フローリングを剥がしやすくするように、計算して丸ノコを入れます。丸ノコを入れていったら、次は剥がしです。バールの使い方がモノを言います。
綺麗にめくれましたね！
フロアを剥がし終わったら、次は張り出す基準を決めて（墨出し）新しいフロアを張っていきます。
こちらも大変危険なので気をつけて！
フロアを張り終わったらあとは巾木を取り付けて完成です。
こちらがbefore
こちらがafterです。
上手に張れました〜
ナチュラル色で少し明るめのフロアに張り替えたのでずいぶんと雰囲気が変わりましたね！
施主様も大変ご満足な様子です。
今回初めて講師をさせていただいたので、少したどたどしい部分もあったと思いますが、普段の作業手順を改めて踏みなおすことができたので、私自身にとっても大変有意義な研修になりました。
この研修に参加してもらったみんなにはどんどん積極的に張替えに携わってもらえたらなと思います。
今後も張替え研修の機会があればまた講師を務めさせていただきたいと思っていますので、よろしくお願い致します！
ではでは〜
ちなみに、大阪・中四国営業所もフローリングの張替えはしていますので、よろしくお願いいたします！